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星が生まれて消えるまでの別館です。 テレビ番組「オーラの泉」番組内容レビューのみのブログです。
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美輪様・・美 江原さん・・江 太一くん・・太 ナレーター・・ナ 齋藤孝さん・・・先
と失礼ながら略させて頂きました。敬称なき事、御了承下さるとありがたいです。

【オープニングトーク】
太一くんと美輪様がセットの手前に立っています。

太「今日お招きした方はですね『声に出して読みたい日本語』を
  書いた齋藤孝先生なんです」
美「ベストセラーのね。あの本だけじゃなくてね出す本出す本
  何十冊も全部ベストセラーになってんの」
  
  大きい本屋さん行くとね(齋藤先生の)コーナーがバンとあってね
  私のコーナーもこっちにドンとあって、江原さんのコーナーがボンとあって。
  今日は商売敵(がたき)が3人並ぶの」
太「でも、外見、見る限り僕が色んな事教えたくなるような外見なんですけどね」
  美輪様少し仰け反り、胸の前で手を合わせて大爆笑。

ゲストは齋藤孝先生
(以降「先生」とさせて頂きます。齋の字が難しいので)
まずはスピリチュアルチェックです。

◇1.今一番声に出して言いたい日本語はなんですか?
  →ミッション、パッション、ハイテンショーン↑

◇2.あなた自身を四文字熟語で表すと?→自画自賛

◇3.あなたの特技はなんですか?
  →上機嫌ですかね?普段はともかく授業は上機嫌しかやってない

◇4.最近気になる現代人の口癖は?
  →あたしって~な人だからって、あれ聞くだけで
  腹立ってくるんですけど。耐えられないね。

◇5・昔あこがれたアイドルは?
  →これってすごく恥ずかしいですね。松田聖子。

◇6・子どもの頃夢中になった遊びは?
  →石磨き。河原で石拾って来て磨いて売ろうとしました。

先「授業はテンション高いんですよね。大学で200人位の気をね
  全員そらさないようにね、一人も眠らせないように。
  そういう所から作ったのが『上機嫌授業』みたいな感じですか」
先「教師が不機嫌だと学生、それを治せないですからね」
太「なるほどねー」
先「基本的には常に上機嫌でキツイ事を言うっていう。もう
  『全くこれなんかぼく、勉強足りてないねーとか資質に欠けてるねー』。
  っていうご機嫌さの授業やるという」
太「そうですねー」

先「今日、すごいメンバーなんですね。こわいですねー」と言いつつ陽気なようす。
太「そういえば美輪さんとは知り合いだったりするんですか?」
先「ぼくは一緒に本を出させて頂いてるんですよ」
美「そうなのよ、共著でね」
太「江原さんとは」
先「この間、美輪さんの『黒蜥蜴』の初日で隣合わせだったんですよ」
江「劇場で」にこにこ。
先「色々ね、あの拝見してるんですね私」(江原さんの本など)
太「こうやって話すのは初めてですか」。

【声に出したい日本語】
太「ミッション、パッション、ハイテンション
  これは完璧に日本語じゃないですよね」。一同笑
先「いきなり間違えてしまったんですけど。
  あの『ミッション』というのは“使命感”ですね。
  自分がやりたいって事だけじゃなく
  人の頼まれたら、これやる気になりますよね、
  そういう『ミッション』感覚、いいんじゃないかと思って」
  
  あと『パッション』は“情熱”って言いますけどこう“受難”ですね。
  美輪さんは受難の人生だったと思うんですけど」
美「そうですよ」微笑む。
先「なんかね、難が降りかかった時に
  情熱に変えていくというのが、『パッション』」
美「逆に苦境に追い込まれると力が倍になるんですよね」
先「そういう感じ。それでまあ、『ハイテンション』は“上機嫌”」
  今の日本にはこの三つが足りないと思ってるもんですから」

先「上機嫌って言うの、ぼくは、『作法』だと思うんですよね。
  ちゃんと仕事してる人って大体、仕事場で上機嫌なんですよ」
  美輪さん、何度もお会いしてるけど、常に上機嫌」
美「そうですね~」と美輪様
先「まあ、舞台の稽古なんかでは
  厳しい事言われると思いますけど、基本は」
美「厳しい事言っても、私、決して
  怒鳴ったり怒ったり、灰皿投げたりしませんから。
   齋藤先生と同じ病気なんですよ、上機嫌病」
   (蜷川さんの事でしょうか?灰皿」)一同笑。

【齋藤孝は『自画自賛』な人間】
先「『自画自賛力』というのは自慢とは違うという。
  『自分の描いた絵じゃない』みたいな、素晴らしい感じ、ですかね」
美「先生、自分で何か思いついたりね、いい事あれしたりした時
  『さすが齋藤さん!』とか自分で言います?」
先「自分でファンタスティック!とか。(言ってるんですね)
  人が褒めてくれるのを待たないって事ですね。
  ほめてくれない、っていう人いるから
  そうじゃなくて、まず最初に明るく」軽く拍手して。

太「じゃあ、齋藤さんから見て
 美輪さんを四文字熟語をつけるとしたら何て言葉を?」
先「美輪さんは『一網打尽』って感じですね」
 (右手で口を隠して大きい声で笑う美輪様)

 なんかね、両手(指)の十本からね糸が出て
 ワァッと周りの人間を全部引きさらって行く
(更に両手で鼻と口の当たりを隠して笑う美輪様。とても楽しそう)
先「いや、舞台とかそういう感じなんですよ」 

太「江原さんは?」
先「快刀乱麻力がありますね、素晴らしい刀で魔物を断つ!」江原さん、微笑み。
先「『快刀乱麻を断つ』って言うんですけど、モヤモヤって
  みんなが疑心暗鬼になってるとするでしょ?それをスッキリ」
太「あーまさにね!」

太「じゃ、ぼくはー?」と太一くん。
先「『以心伝心』。今日は初めてお会いしたんですけど
  初めてな気がしないっていうか。
  何か、だいぶ目で色んな事が伝わるという」
太「それは得ですねー」
美「あなた、だからね私の初対面の時もそうだったのだけど。
  初対面という風に相手に思わせない不思議なものがある。
  だからね、親しみちゃん”っていう病気なの」

【最近気になる現代人の口癖について】
先「『私って○○(ナントカ)な人だから~』とか
  『ナントカでしょ?』とか、ぼくは知らないですよ
   その人がどういう人なのかね。いきなり、こう言って来る」
太「『私は落ち込みが激しい人でしょ?みたいな感じで」
先「そう言われると『もう!聞きたくない!』ってな感じでね」

太「それって現代人の言葉ですか?」
先「出来るだけ日本人っていうのは
  『私』とか『自分をナントカな人』とか、そういう風に言うのは
  尊大だから止めようって事になってたんですよ。
  なんとなく自己主張していくような」江原さん頷く

先「『相手が自分を知ってくれないと嫌っ』ていうのを
  出さないのが礼儀だったと思うんですよね」

美「アメリカにかぶれて来たんですよ、アメリカがそうだから。
  それが謙虚とかたしなみが無いという事なのよ。下品なのよ。

  自分の事、私ってこういう人でしょ。
 『人』っていうのはある意味で尊敬を込めた言い方なのよ。
  だから私はこういう『人間』ですからって言ったら謙虚になるけど」
太「少し変えるだけで印象が変わる」
先「変わりますねー」

〔「人」という言葉には「立派な人」という意味もある〕

美「『人』という言い方でしちゃいけないのよ自分で」
先「『人間』だったらいいんですがね。
  金田一春彦さんが書かれてましたよ。
  
 『お茶が入りましたよ』って言うでしょ。
 『私があなたの為にお茶を淹れました』って言わないんです。
  そういう“自己主張”のある種の“無さ”という
  隠した感じがいいです」

〔※金田一春彦(1919~2004)有名な国学者〕

太「美輪さんが気になる現代人の口癖ってあります?」
美「私ね、『やっぱ』って言うの、嫌い」
太「やっぱ?」
美「やっぱっつったらね、不良の言葉で言うと『ドスの事なのよ」(スタッフ笑)(ドス=刀?)
先「お詳しいですね」 
美「いや私、昔不良だったから。
  『ヤッパ振りかざして』っていうとね短刀とかドスの事を言うの。
  それをね、『やっぱーやっぱー』ってっちゃ、バカヤロ!っての!」
  
  やはり、とかね、やっぱり、ね。
  『り』を付ける位ね、なんのエネルギーも消耗しないのよ」
  ケチっちゃってどうすんのよ」

太「使ってる時あるなー『やっぱ』っていう言葉。
  あと、ぼく使うのは『実は』。
 『実はオレってああなんだけど』みたいに言うんだけど、
  
 『実は』、って言う程そんなに大した事喋ってない。
  実はって先につけちゃう口癖」苦笑い。一同笑

太「ちょっと日本語っていうのは汚くなって来ちゃってるんですか?」
先「そうですね。人に向かって
  『ッムカつくよな』とか平気で言うようになったでしょう」
太「気持ち悪い、とか言うじゃないですか。
  キモいとかね。気分が悪くなる事、ですからねー」

先「人に向かって言ってはいけない言葉を、わりと
  平気で口にするようになってるってのはね一番気になりますね」

美「言葉っていうのはね、人間の基本なのよ。
  だって愛情を表現するのも言葉でしょ。
  情報仕入れるのも言葉でしょ。教育を受けるのも言葉でしょ。

  だから、初めに『言葉ありき』で世の中言葉で成り立ってんのよ。
  言葉は人間の基本だから、基本がグジャグジャだったら
  上に立つものも立たないのよ。グジャグジャで、そうでしょう」

太「直すって事はもちろん出来るんですか?」
先「出来ますね。もうこれは普段の心がけ次第ですから。
  ぼく、けっこう学生の授業ではこう四人一組だったら、
  まあ知的な話を二分間ずつするってのを回すんですよ。
  で、最後に誰が一番知的だったか、せーの、で指差すという」
太「ああ面白い」

〔正しい日本語上達法〕
1.みんなで知的な話を二分間ずつする。
2.誰が一番知的だったかを競う。

先「えーっととか、あの、みたいな、のを言わなくなって来る」
  ほぉーっという表情の江原さん。
先「あの書き言葉に近い言葉になって来るんですね」
美「整理されてくる」
先「そうですね」

前半はここまでです。
内容が濃くて殆ど削れなかったので長くなってしまってすみません。
読んで下さって、ありがとうございました。
後半は「オーラのカルテ」からです。
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